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ダウンジャケット通信

クリーニングだけでなく日々の手入れやブランドごとの特徴などダウンジャケットの情報をお伝えします。

2026.09.25 [お役立ち情報]

ダウンジャケットの保管方法|やってはいけないNG行動と正しい収納術

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ダウンジャケットの保管方法|やってはいけないNG行動と正しい収納術

冬の必需品といってもいいダウンジャケット。
お気に入りの一着を手に入れたら「できるだけ長く大切に着たい」と思いますよね。
モンクレールやカナダグースなどの高級ブランドのダウンジャケットなら、なおさら大切にしたいものです。

ダウンジャケットを着る期間は地域によって異なりますが、短くて数か月、長くても1年の半分程度です。
つまり着ない期間の方が長いのです。
冬には毎日のように着ていたダウンジャケットもシーズンが終わればクローゼットにしまって、来シーズンまでそのままです。

ここで注意いただきたいのが保管方法です。
場合によっては知らないうちにダウンジャケットを傷めてしまうことになりますし、正しい保管方法であれば、より長く品質と美しさを保ち続けることができます。

今回の記事では変色や型崩れ、さらには虫食いといったよくある保管方法のトラブルとその対策を紹介します。
来シーズンも、そしてその先も、お気に入りのダウンジャケットをふっくらとした状態で着続けるために、ぜひご活用ください。

【NG行動1】クリーニング後のビニールカバーをかけたまま保管する

クリーニング店から戻ってきた服には、ビニールカバーが掛けられていることが多く、そのまま衣類収納に入れてしまう人は多いのではないでしょうか。
後で外そうと一旦クローゼットにしまってそのまま忘れたり、替えの不織布カバーが無くて…など、取り外して保管した方がいいと分かっていても、ついやってしまいます。

しかし、この「つい…」が続くとダウンジャケットの劣化につながるおそれがあります。

ビニールカバーが招くダウンジャケットの劣化

ビニールカバーの最大の問題は通気性が悪いことです。
ビニールカバーは通気性が低いため、空気や湿気がこもりやすく、カビなどのトラブルにつながることがあります。

1. カビで嫌なにおいに

ビニールカバーを掛けっぱなしでよく起こるトラブルです。
通気性が無く、湿気がこもった状態が続くことでカビが発生します。
ダウンジャケットの長いオフシーズン期間、カビに気づかないままの状態が続くと、カビが広範囲に広がり、嫌なにおいの原因にもなります。

2. 変色で残念な色に

ビニールカバーに含まれる成分や、クリーニング後の残留物、空気中のガスなどが化学反応を起こして生地の染料を分解することがあります。
通気性が悪い環境で保管することで空気中のガスなどが留まり「ガス変色」「黄変」といった変色を起こします。

3. 加水分解でベタベタ・ボロボロ

ダウンジャケットに使用されている樹脂系の素材は、湿度の高い環境に長時間さらされると、「加水分解」と呼ばれる化学反応を起こしてしまいます。
ダウンジャケットの場合は、艶出しのためのポリウレタンコーティングや襟元のプリント加工、樹脂製ファスナーなど、多くの樹脂素材が用いられています。
これらの樹脂素材は加水分解が進むと、ベタついたり、ボロボロと剥がれたりするようになります。
プリント部分の色が変わったり、ファスナーがスムーズに動かなくなったり、最悪の場合には生地を貫通して穴が開くこともあります。
こうした劣化は、一度進行してしまうと取り返しがつきません。

対策方法:ビニールカバーは外して通気性を良く

クリーニング店から持ち帰ったダウンジャケットは、保管の前に必ずビニールカバーを外してください。
可能であれば、受け取った当日に外し、1〜2日程度、風通しの良い場所で陰干しし、残っている湿気や溶剤のにおいを十分に飛ばしてから収納すると安心です。
さらに対策する場合は、湿気がこもらないように定期的にクローゼットを開けて換気したり、クローゼットから取り出して風通しするのもおすすめです。

次のポイントは、外したビニールカバーの代わりとなるものです。
長期間収納するので、ほこりなどが気になる場合は「不織布素材のカバー」に掛け替えることをおすすめします。
通気性も確保できるので、湿気のこもりを防ぎ、樹脂素材の劣化や変色を防ぐことができます。
不織布カバーは100円均一ショップや雑貨屋、ドラッグストアなど、さまざまなお店で市販されており、手軽に購入できます。
また、クリーニング店によっては、有料オプションとして不織布カバーを用意している場合もあります。クリーニングの仕上がり品と一緒に受け取れるため、カバーを買い忘れる心配もありません。

はなこやでもオリジナル不織布カバーの販売を行っております。必要の際はお知らせください。

【NG行動2】圧縮袋を使ってコンパクトに収納する

収納スペースを節約するためにかさばるダウンジャケットを圧縮袋で保管することも少なくありません。
しかし、圧縮してしまうと、ダウンのふくらみや本来の機能を損なうおそれがあります。

圧縮で傷むダウンジャケットの機能性

1. 空気層の喪失と羽毛への物理的ダメージ

ダウンジャケットは、ダウンやフェザーがつくる「空気の層」によって優れた保温性とふっくらとした着心地が生まれます。
しかし、圧縮袋で強く圧縮すると、この空気の層が失われるだけでなく、羽毛そのものにも負担がかかります。
ダウンやフェザーには「軸」と呼ばれる芯があり、強い圧力がかかると折れてしまい、一度折れた軸は元に戻りません。
そういったダメージが加わったまま保管すると、シーズンになって圧縮袋から取り出したときに、元のふっくら感を取り戻せない場合があります。
ボリュームが失われると、シルエットなどの見た目だけでなく、ダウンジャケット本来の保温性にも影響が出ます。

2. 消えないシワの問題

圧縮による圧力は、生地そのものにもダメージを与えます。
圧縮された状態で長期間保管されたダウンジャケットの表面には、深いシワが刻まれてしまいます。
このシワは、一度ついてしまうと非常に消えにくいものです。
通常のクリーニングに出しても、またはアイロンをかけても、完全には消えないというケースも少なくありません。

対策方法:折りたたんで収納する際は潰さずふわっと

ハンガーにかけず折りたたんで収納する際はふんわりと畳んで、通気性のある不織布ボックスに収納するのがおすすめです。
不織布製の大きなボックスであれば、圧縮袋ほどのコンパクト性は得られませんが、ダウンジャケットを傷めることなく、クローゼットのハンガースペースを空けることができます。
ボックスへの収納の際は、詰め込みすぎること、上に重たいものを置くことは避けて、空気が通る状態を保つことが重要です。
もしどうしても圧縮袋を使用して保管したい場合は、強く圧縮しないように注意しましょう。

【NG行動3】汚れを落とさずに収納してしまう

近年、自宅で洗えるダウンジャケットも多いですが、洗うにも乾かすにも手間がかかるので、「数回しか着ていないから」「見た目には目立つ汚れがないから」などと理由をつけて、シーズン終わりのダウンジャケットを洗わずそのまま保管していませんか?

目に見えない汚れの危険性

着用中に付着した皮脂、汗、食べこぼしといった汚れは、ダウンジャケットの大敵です。
しまい洗いをせずに収納すると保管中にゆっくりとダウンジャケットの生地を傷めます。

1. 汚れの酸化で変色

皮脂、汗、食べこぼしといった汚れは時間が経つと黄ばみや変色の原因になることがあります。
特にナイロン素材を使用したダウンジャケットでは、この黄変が起こりやすく、最悪の場合には単なる黄ばみにとどまらず、生地が脆くなり、破れを起こすことがあります。

2. 害虫による虫食い

ダウンジャケットに付着した汗や皮脂は衣類害虫の栄養源です。
一般的には「化学繊維には虫がつかない」と考えられていますが、皮脂などの汚れが付着していれば、ナイロンやポリエステルといった化学繊維であっても虫食いの対象となってしまいます。
ウール素材を使用したダウンコートであれば、なおさら虫食いのリスクは高まります。
虫食いが進行すると、修復不可能な穴が開いてしまいます。

対策方法:シーズン終わりには「しまい洗い」を

こうした劣化を防ぐためには、保管前の「しまい洗い」が不可欠です。
洗うことで汚れや皮脂、汗を落とし、酸化による変色と虫食いのリスクを大幅に軽減します。
きれいに洗ってから収納しておけば、来シーズンも気持ちよく、すぐに着用できます。

【NG行動4】明るい場所に長期間保管する

ダウンジャケットを1年を通してハンガーラックにかけていたり、着用シーズンだけ取り出しやすいように明るい場所に保管していたりする方など、光の当たる場所にダウンジャケットを長期間置いている人は意外と多いのではないでしょうか。
「シーズン中だけ」のつもりが、オフシーズンになっても片付けるのを忘れて、そのままにしてしまうこともありますよね。
日光だけでなく、蛍光灯などの光はダウンジャケットの色に影響を与えることがあります。
明るい場所に保管する場合は注意が必要です。

紫外線による退色・変色

窓に近いクローゼットや、蛍光灯が当たる場所にダウンジャケットを置いておくと、紫外線による「日焼け(退色)」が起こります。
特にダウンジャケットによく使用されるナイロンは退色を引き起こしやすく、変色が進むと最終的に生地が薄くなり破れを起こすこともあります。

対策方法:季節を問わず紫外線対策を

クローゼットの場合は日光対策としてドアをしっかり閉めることが基本です。
窓に面したオープン棚などにダウンジャケットを置く場合は、不織布カバーや日焼け防止カバーを使用し直接日光が当たらないようにすることで、変色の予防になります。
直接日光が当たらない屋内であっても、蛍光灯やLED照明の光が長時間当たる環境では、変色が起こることがあるので光が届きにくい影になる箇所などにダウンジャケットを配置することをおすすめします。

自宅での保管が難しいなら、保管サービスも選択肢に

ここまで、ダウンジャケットを自宅で保管する際の注意点や対策をご紹介しました。
とはいえ、適切な保管環境を自宅で整え、シーズンオフまで管理するのは、なかなか大変です。
そんなときは、プロの保管サービスを利用するのも一つの方法です。
費用はかかりますが、収納スペースや保管の手間を減らせるため、手軽に大切なダウンジャケットを保管できます。

もし、ダウンジャケットを傷めてしまったら

NG行動でお気に入りのダウンジャケットを傷めてしまったら、自分で元に戻すことは大変難しいです。
Hanakoyaではクリーニングだけでなく、ダウンジャケットの補修なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。

1. カビは除去して防カビ対策を

ダウンジャケットにカビが発生した場合、無理に自宅で落とそうとせず、クリーニング店に相談することをおすすめします。
特に黒カビは繊維の内部まで入り込んでいることがあり、完全に除去するのが難しい場合があります。

はなこやではウェットクリーニングによるカビ取り・防カビ加工を承っておりますのでお気軽にご相談ください。


ダウンジャケットのカビ取り・防カビ

2. 変色で色が変わったら染め直しを

日光などによる色あせや変色は、通常のクリーニングでは元に戻すことができません。
しかし、濃い色で染め直すことで、色を補正できる場合があります。
ダウンジャケットの染め替え・染め直しについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。気になる方は、ぜひご覧ください。


色褪せ・変色したダウンジャケットをもう一度着られる?染め直し・染め替えサービスの紹介

3. 穴が開いたら共布などで補修

虫食いなどでダウンジャケットの生地に穴が開いた場合は、補修を行います。
裏地など見た目に影響がない箇所から同じ生地を取って、貼り付けたり、縫い合わせたなど、穴に合わせた補修を行います。
共布を取ることが難しい場合は似たような生地で補修を行います。 詳しくは補修サービス案内ページにてご確認ください。

正しい保管でダウンジャケットを長持ちさせよう

ダウンジャケットは着ていない期間のほうがずっと長いからこそ、保管方法によってダウンジャケットの寿命を左右します。
ビニールカバーを外す、圧縮袋を使わない、保管前にクリーニングする、日光を避ける。
面倒かもしれませんが、少しの手間と気配りでできることです。
正しく保管すれば、高級ダウンジャケットを長く大切に着続けることができ、来シーズンも、その先も、お気に入りの1着をふっくらとした状態で楽しめます。

はなこやのダウンジャケットクリーニング 料金と納期は?

ダウンジャケットの染め直し・染め替えは、22,000円(税込)~、納期はおおよそ4週間〜となっています。

また、クリーニングに関しましては、ショート〜ミドル丈のダウンジャケットは、11,000円(税込)〜、納期はおおよそ2週間〜となっています。

ダウンジャケットの種類やほつれ補修などの追加オプションによって料金が変わります。
※価格は2026年6月4日現在


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